2013/05/27

5/27作業

こんばんは、澤田です。なんやかんやで忙しく久しぶりの更新になってしまいました、すいません。

前回更新の間にやった作業は、
・トマト、ナス、エダマメ、ピーマン植え付け、カボチャ補植
・カブ収穫(現在進行形)
・作物の株元や茎にアルミホイル装着(アルミホイルに反射する光でアブラムシなど一部の害虫を防ぐことができます)

こんな感じですが、今年は害虫がやたら多いように感じます。カボチャも早速ウリハムシにやられましたし、ジャガイモもアブラムシ&テントウムシダマシ&株元にできたアリの巣(害虫かは微妙なところですが)の被害を受けています。
去年や一昨年は害虫にこんな悩まされなかった気がするのですが・・・今年は何かあったのでしょうか?


さて、害虫駆除にアルミホイルやトンネルなどはつけましたが、明後日あたりから梅雨に入るため今度は過湿による病気が怖くなります。ということで今日の作業では微生物液を作って散布しました(ネタ元は今月の「現代農業」です)。雨の前にまいたのは、病気が広がる前に植物や土壌に予防をしておくためです。

微生物液に使ったのは納豆とヤクルト。詳しい説明は省きますが納豆菌はうどんこ病の予防になり、乳酸菌はガの幼虫の退治に使うことができます。また、これらの菌が分泌するアミノ酸や菌の死骸は土壌微生物の栄養となり、肥沃な土壌をつくる役に立ちます。


思わぬ害虫の大量発生に対し、いろいろな有機防除法を試せる良い経験になると考えるべきでしょうかね。近いうちに焼酎やトウガラシを使った防虫剤を作ってみる予定です。

2013/05/12

5/12作業

こんばんは、澤田です。風だったり雨だったりと最近の天気がイマイチ予想できません。変な天気が続かれると困るんですけどね・・・

今日の作業はバジルの種まきとコマツナ間引き、ジャガイモ追肥を行いました。
バジルはトマトやエダマメの両脇に虫を寄せ付けないバリケードになるよう播き、余った分はコマツナの空いたスペースやマリーゴールドの畝にばらまいておきました。

ジャガイモは蕾や花をつけてきたタイミングで追肥を行います。花が咲いてくるころに頃にイモの肥大が始まるため、その時に追肥を行うことで理論上立派なイモができるのではないか、ということです。
肥料には草木灰をまこうと思っていたのですが、在庫を勘違いして草木灰を用意していなかったという痛恨のミス・・・仕方ないのでカリ多めの肥料をまいておきました。結局試しの1株にしか追肥をしなかったので、後日草木灰を用意しておきます。

ジャガイモの花。昔は食用ではなく花の観賞用として栽培されていたようです。
 

2013/05/06

5/6作業+秋作のお知らせ

こんにちは、最近石巻やら三島やらをフラフラしている澤田です。
僕のいない間に作業に来てくれた、長尾君をはじめとした方々ありがとうございました!今後は皆さんにもアクティブに動いてもらえそうです。

さて、今日は誰も畑にいなかったので軽い水やりと作物観察だけで終わらせておきました。一人でのんびり作物を観察するのもたまには良いものですね。
久しぶりに畑を見てみたらカボチャやホウレンソウの本葉が生え、カブの胚軸が肥大し始めていました。


 カブの食用とする部分は胚軸という、簡単に言うと将来茎になる部位です。根は肥大部の下にあり、茎の基である胚軸部分に側根は生えていません。今度スーパーで見てみて下さい。



根元の白い部分が胚軸です。日光に当たると
葉緑素が作られて緑化してしまうため、
近いうちに土寄せをする必要があります。


























 ―お知らせ―
以前の勉強会でもお話ししましたが、秋作についてのお知らせです。

今回の春作は長尾君と中崎君と僕が作物を管理していますが、秋からは皆さんで好きな作物を栽培し、その管理も責任もってやっていただきます。もちろん僕もほぼ毎日畑に顔を出しますし、いないときも畑の様子をメールしていただければ何かしらアドバイスを送ります。

人に言われたことをただやるよりも自分で考え、責任を持って作業をした方が実力も自信も付くと思ったのもあり、今回試験的にやってみることにしました。

とまあ無駄な前置きはこのくらいにして、簡単な手順を以下に書きます。
①2~4人でグループを作り、栽培する作物とグループのリーダーを決めていただきます。
②グループのメンバーで栽培計画書(どのタイミングでどのような操作をするか、害虫や病気の予防はどうするか等を書いたもの)を作っていただきます。なお、作成例やテンプレなどはこちらで用意しています。
③作成した栽培計画書を僕に送って、チェックさせてください。まずそうなところは訂正します。
④計画書ができたら実際に栽培を始めます。他のグループとも栽培方法を教えあったり、作業を手伝ってあげたりしてください。また、1グループに割り振られる畑は1/2畝くらいで、場所はこちらで割り振ります。
⑤収穫できた作物はグループで分け合っていただいて結構ですが、他の人や飲み会の分にも分けてあげてくださいね。
⑥栽培後は反省点を各グループで考えて、実習や家庭菜園、来年の作業ににその知識と経験を還元してください。

流れは大体こんな感じです。
正直サオリから一月でこんなに予定が変わるとは思っていませんでした。革新的な姿勢というか行き当たりばったりというか・・・(笑)

5/5作業

こんばんは。5/5日はこどもの日ですね。「おとなの日」って何だか卑猥ですね。
どうもモラトリアム真っ盛りのngoです。

今日はかおるちゃんと長尾で作業を行いました。
作業内容はイチゴに付いたアブラムシを駆除するため、霧吹きでイチゴに牛乳を噴霧しました。

アブラムシをはじめ、虫は主に腹の側部に空いた気門(spiracle)から空気を取り入れ呼吸を行っています。
つまりこの穴を塞ぐことでアブラムシを窒息死させることができます。
しかしアブラムシは撥水性のエステルを分泌することで、水滴と体表面の接着面積を著しく減らしています。ちなみに水滴との接触率は4%ほどだそうです。

このような高度な撥水を「超撥水」といいます。(定義は省きます)

つまりアブラムシは超撥水性を持つため、水をかけてもへっちゃらです。

そこで牛乳です。
牛乳は脂肪分を含むため、分泌されたエステルにはじかれずに気門を塞ぐことができます。


と、そんなこんなで霧吹きで牛乳をかけたところ牛乳が大量に余ります。
余ることを見越してフルーチェを買ってきたので、農ゼミ室でかおるちゃんと食べました。
めでたしめでたし。
アブラムシにかけられたり、フルーチェにされたりと忙しい牛乳でした

2013/05/03

5/2作業

こんばんは。ngoです。
今日の記事はまじめです。


今日、自分は八升豆の件で藤井先生の研究室に寄ったため、少し遅れて畑に行きました。
いざ行ってみると畑に1年生の姿はなく、澤ちゃん先輩と中崎が黙々と作業をしていました。
ここのところ沢山の人が畑に来てくれるものの、今年の3月までは主に3人か4人で畑をやっていたので何だか懐かしく思いました。

しかし少人数では毎日作業を行うのは難しいし、意見も偏りがちになると思うので大人数でワイワイと意見を交換しつつ作業していきたいです。
そうすることでやさい塾の畑がみんなの意見交換の場になって、植物や土壌、作物栽培についてみんなで理解を深められるんじゃないかなぁ、なんて思います。

新入生は何か疑問に思ったことがあったら何でも聞いてみてください。
上級生が知っていることを教えられるかもしれません。まぁ自分なんか分からないことばっかりなんですけどね。


と、自分の勝手な考えはここまでです。

今日の作業は、サトイモの植え付け、八升豆の播種、支柱立てです。

八升豆ですが、以前発芽させようとしていたポットは全滅しました! 失敗です。
八升豆について別の記事に書くので詳しくはそちらでお願いします。

といった訳で、新たに八升豆の播種をし、支柱を立て、ネットを張りました。
加えて作業小屋横の畝にも八升豆を撒きました。
「合掌造り」という形です
支柱の数が足りないので買ってこないといけません。折れている支柱も捨ててかないといけませんな。

それとジャガイモが食害をうけていました。葉の裏にはアブラムシがついていました。

このアブラムシは「ワタアブラアムシ」といいカメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ科アブラムシ亜科に属します。
まだ数が少なかったので、シャワーの水流で流しておきました。
アブラムシは牛乳をかけることで駆除できるみたいなので食害が進む前に試してみたいです。

今日は長い記事になりました。
GWも後半に入りますが、作業に来れる方はお願いします! 作業小屋横の畝にも忘れずに水やりをお願いします。